タイでの性別適合手術を行う際に、アテンド会社を利用せずに自己手配でもできることはご存知でしょうか。
実は自分で全て手配をしてタイで手術を行うことは、そこまで難易度が高くありません。
アテンド会社を使用するよりも20万円近く費用を抑えることができるので、少しでも費用を抑えたい場合には自己手配がオススメです。
この記事では、タイでの性別適合手術を自己手配でする方法、準備すべきもの、予約の手順をご紹介します。
実際に僕は自己手配で行い、胸オペ&子宮卵巣摘出同時手術の費用&ホテル代&飛行機代合計で644,210円でできました。
(当時のレート:1B=3.45円)
タイに行く前に必要な準備
タイでの性別適合手術をするために準備するものは次の通りです。
- パスポート
- 英語の診断書
- 病院の予約
- 航空券・ホテル手配
- 着替えなどの持ち物
1つずつ見ていきましょう。
パスポートをゲットする
海外に行くのでパスポートは必須です。これは言うまでもないですね。
持っていない方、期限が切れている方は必ず手配しましょう。
英語の診断書をゲットする
タイの病院を予約するためには、英語で書かれた診断書が必要です。
私は新宿区の「早稲田通り心のクリニック」で発行してもらいました。
診断書の費用は5,500円です。
その他、英文の診断書をもらえる病院には次のような場所があります。
- はりまメンタルクリニック
- 宮川クリニック
念のためご自身が行っている病院で英語の診断書をもらえるかを確認してみましょう。
私の場合、行っていた病院でもらった日本語の診断書を持っていくと、早稲田通り心のクリニックで1回の通院で診断書をもらうことができました。
病院へ問合せをする
他の何よりも大切なのが、病院の予約です。
タイの病院といえばガモン病院とヤンヒ―病院が有名です。
僕の場合は、当時二つを比較して安かったのと、通訳がいたという点でヤンヒ―病院にしました。
ガモンでもヤンヒ―でも現在は日本の通訳の方がいるので、自己手配でも安心です。
病院には日本語の通訳士の方がいて問合せから当日の治療まで日本語で対応してくれます。英語ができる必要はありません。
ここから問合わせの流れを紹介します。
電話orメールでの問い合わせができます。僕は英語が出来ないのでHPからメールで問合せをしました。
https://www.yanhee.net/
こちらのサイトから問い合わせができます。
サイト内に入ったら国旗が並んでいるので、英国旗を選びます。
「contact us」をクリックして、ずーっと下の方にいくと問い合わせフォームがあるのでそこに、名前とメールアドレスを入れます。
「subject」は未記入でも問題ありません。
重要なのが本文です。最初の挨拶を英語で、主文を日本語で入れます。以下に例文を紹介するので参考にしてください。
Hallo.Iʼm Japanese.(GID/FTM)
Writting japanese languege.
⽇本在住、○歳の[本名]と申します。
この度は、ヤンヒー病院でFtMの性別適合手術を受けたく思い、ご連絡いたしました。
私はGID/FTMであり、⽇本の精神科医2⼈以上からカウンセリングを受け、GIDであると診断を受けました。
現在は、ホルモン療法を初めて1年以上経過しております。
今回は、[乳腺摘出⼿術]or[⼦宮卵巣摘出⼿術]or[乳腺+⼦宮卵巣摘出⼿術]の希望です。
希望日は、
・○月○日
・○月○日
・○月○日
です。(第3希望くらいまで出した方が良いと思います。)
お忙しいことと存じますが、お返事お待ちしています。
[苗字]
メールを見た日本語通訳士の方から返信が来ます。
その後は、手術の日程や予約の手配などすべて日本語で行えるので、難しいことはありません。
概ね最初に問合せしてからすべての段取りが決まるのに2週間は見ておいた方がいいでしょう。
予約の兼ね合いもあるので希望日の3か月以上前ぐらいには、予約の連絡を入れておくことをオススメします。
航空券・ホテルを手配する
手術の日程が決まったら、航空券とホテルの手配をしましょう。
ホテルは出来るだけどこかの駅から近いところにすることをオススメします。
空港からタクシーに乗るときに、駅の場所を伝えた方がスムーズに行ってくる可能性が高いです。
持ち物を用意する
最低限持って行っておきたい荷物は次の通りです。
- 着替え(滞在日数−入院日数):入院期間中は病院着なので必要ありません
- 洗い流さないシャンプー
- 体ゴシゴシする長めのタオルみたいなもの:胸オペ後は腕が上がらないので長いものがいいです
- 日本食的なもの。好きな食べ物:本気で恋しくなります
- 暇つぶしグッズ:術後の入院中はめちゃめちゃ暇です。何か持って行かないとひたすら瞑想にふけることになります
タイでの手術の自己手配は難しくない!
タイでの性別適合手術といえば、アテンドを使う方が多いです。
でも実はタイでの性別適合手術の代表的な病院である、ヤンヒ―病院やガモン病院には日本語の通訳の方がいるので、自己手配もそこまで難しくありません。
普通に日本語でやり取りができます。アテンドを利用すると手術代+アテンド代がかかりますが、自己手配であればその分の費用は掛かりません。費用を出来るだけ抑えたい場合には、自己手配をオススメします。
しかしアテンド会社を使った方がいいという方もいます。次のような方はアテンド会社を利用した方が安心して手術に望めるでしょう。
- 海外旅行に不安がある人
- 付き添える人がいない人
- 飛行機やホテルの手配も全部任せたい人
この記事ではタイでの性別適合手術を自己手配で行う方法を紹介しました。
思っているほど難しくないので、少しでも費用を抑えたい方は検討してみてください。
もっと詳しく知りたい方は、コメント/問い合わせフォーム/TwitterのDMなどから気軽にご連絡ください。
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