FTMやFTXの多くが悩む「胸」問題。
女性の身体の象徴的な部分である胸を潰すために、ナベシャツを着る人が多いのではないでしょうか?
この記事では、2年近くナベシャツを着用してきた当事者の目線から、オススメのナベシャツをご紹介します。
胸を潰したいけど、 ベシャツがいいか分からない。
初めてナベシャツを買うけど自分に合うか心配
そんな方のために、おすすめナベシャツの種類や、それぞれの特徴をご紹介します。
ナベシャツとは?
ナベシャツとは、胸を潰すためのインナーです。
オ「ナベ」が着るシャツだから「ナベシャツ」そのまんまですね。
胸の膨らみを気にするFTMだけでなく、コスプレや男装をする際の胸潰しとしても利用されています。
ナベシャツの中にも、様々な種類があります。
形で分けると、タンクトップ型、Tシャツ型、さらし型が定番です。
ホックでとめる形、チャックでとめる形、ゴムで締め付けられている形など潰し方も様々。
素材もメッシュ素材から綿素材、ポリエステル素材など、ナベシャツの種類は案外とっても豊富です。
タンクトップ型
タンクトップ型は最も使い勝手がよく、また種類も豊富に売られています。
タンクトップ型はゴムと一体型になっているものが一般的です。
インナーとして着られるため、外からみた違和感を最小限にできます。
メリットデメリットには次のようなことが挙げられます。
- インナーとして一年中着られる
- 色やサイズが豊富で選びやすい
- 慣れた形のため着やすい
多くの人がタンクトップ型を選ぶのはこのメリットが大きいためです。
- 中のゴムが見えるとかっこ悪い
- 締め付けが強すぎるとお腹が痛くなる
- 締め付けが強く、太っていると服が上にくるくる上がってくる
一番上のに関しては、外に一枚羽織ってしまえば大丈夫なのであまり気にする必要はありません。
タンクトップの中にも色々な種類があるので、僕自身の体験や友人の話からおすすめのナベシャツをご紹介します。
ゴムとの一体型
ゴムと一体型になっているタンクトップ型のナベシャツは最も着やすいです。
胸の部分だけでお腹が締め付けられないため、苦しさも軽減されます。
ただし胸がDカップ以上など大きめの場合には、潰し切れないので注意しましょう。
こちらが僕の友達が愛用していたナベシャツです。
色的にインナーとして最適で、かつあまり苦しくありません。
ゴム&ホック型
ゴムに加えてホックでも固定ができるタイプです。
ゴムだけのタイプに比べて息苦しさや暑さは増しますが、その分しっかりと潰して固定をすることができます。
Tシャツ型
Tシャツ型は、夏などに一枚だけできることができるタイプのものです。
タンクトップ型と同様にゴムで一体型になっているものが一般的。次のようなメリットデメリットがあります。
- 一枚だけできられる
- 見た目は普通のTシャツだから違和感がない
- 慣れた形のため着やすい
夏の暑い時期に一枚だけで着ても違和感がないのがTシャツ型の大きなメリットです。
- 汗染みでゴム部分とそれ以外の部分で色が変わる可能性がある
- 胸のサイズが大きいとあまり潰せない
- 無地が多いので派手好きには向かない
個人的に一番上のが気になってあまり着ませんでした。
ゴム部分は汗染みせずに直に肌に触れているところだけ染みたり、反対にゴム部分だけ蒸れて汗をかいて染みた利する可能性も。
なにか羽織ればいいのですが、それならタンクトップ型でいいかなぁと思います。
個人的にはタンクトップ型の方が好みですが、やはり一枚だけでいいというメリットからTシャツ型を好む人も結構います。
知人の体験談からおすすめのものをご紹介しましょう。
ゴム&ホック型
Amazonや楽天などで気軽に買えるTシャツ型のナベシャツにはあまり種類がありません。
ゴムとホックでとめるタイプのものなので、脱着が大変そうと思いますが、友人いわく「ある程度ちょうどいいところでホックは止めっぱなしにしておけば無問題」とのことです。
ちなみにナベシャツ製造販売のLAUXES(ローゼス)であれば、長袖など豊富な種類のナベシャツを選ぶことができます。
値段が高いのが唯一の問題です。
もし金銭的な余裕があれば、一度試してみてください。
ローゼスの「flat one」シリーズならTシャツ型でかつ長袖のものがあります。
さらし型
胸周りだけ締め付ける「胸潰し」という感じのものがさらし型です。
タンクトップの胴部分だけ切り取ったような形のものもあります。
胸部分だけ潰せるので、男装やコスプレの際にも利用されることが多いのがこのさらし型。
自分の周りだけかもしれませんが、FTMでさらし型を利用している人はあまり多くない印象です。
- 脱着が楽
- 隠しやすい
男装やコスプレにも利用されるのは、このメリットがあるからでしょう。
- 見た目がブラジャーっぽい
- 胸の下部分の生地が擦れてしまうことも
見た目の面でFTMからはあまり使われていないのかもしれませんね。
胸の下部分の生地が擦れる体験は、友人がスポーツをした際にすれてめっちゃ赤くなって大変だったと言っていました……。
個人的にも、周りのFTMの意見でもさらし型を推奨している声はあまり聞かれないので、ここではおすすめのさらし型ナベシャツはご紹介しません。
ナベシャツを選ぶときのポイント
以上、それぞれのナベシャツのメリットデメリットをご紹介しました。
だいたい自分に合いそうなナベシャツは見つかりましたか?
正直何個か試してみないと自分に合うものが見つからないかもしれない、というのが現実です。
そんな時にどんなポイントを軸に、自分に合っているのかを判断するのか、そのポイントを3つご紹介します。
サイズ感
1つ目のポイントはサイズ感です。
サイズ感は一番大事です。
大きすぎると潰れないし、小さすぎるとめっちゃ苦しいし……。
もし苦しさを我慢してでめっちゃ潰したい、という場合には小さめを選びましょう。
しかし体調を悪くするリスクがあるのであまりおすすめしません。
基本的にはショッピングサイトに書いてある基準通りのものを選び、何回か着て洗濯をしてみて合わなそうなら別のサイズを試して……を繰り返して自分に合うサイズに巡り合うのを待つしかありません。
しかしだいたいサイトに書いてある通りのものを買えば大丈夫ですよ。
フォルム
2つ目のポイントはフォルム。
タンクトップ型、Tシャツ型、さらし型とありますが、そのなかでもそれぞれ微妙にフォルムが異なり、男性的なラインになるようなフォルムになっているものも、女性が着ることも想定して女性的なフォルムのものもあります。
ショッピングサイトのレビューなどを見て、女性っぽいラインになっていないものを選びましょう。
素材
もう1つのポイントは素材です。
ナベシャツの素材には主にメッシュ素材、ポリエステル素材、綿素材があります。
メッシュ素材やポリエステル素材は伸縮性があって着やすい反面、洗濯すると伸びたり縮んだりする可能性も。
綿素材は肌触りがよく着心地がいい反面、伸縮性があまりないので脱着が大変だったりします。
いずれにしてもいくつか試してみて自分にピッタリ合うものを選ぶのが一番遠回りのようで、近道です。
まとめ
ナベシャツの種類や選び方のポイントをご紹介しました。
まとめると次の通りです。
・ナベシャツとは胸をつぶすためのインナー。コスプレ・男装でも使われる
・タンクトップ型は一年中使える。締め付けが強いこともある。
・Tシャツ型は1枚で着られるので便利。
・さらし型は胸の部分だけ潰せる。FTMの使用率は低め?
・選ぶ際は、サイズ感・フォルム・素材をよく検討する
・いくつか試しながら自分にピッタリのものを探すのが一番
胸や肋骨の大きさによっても、締め付け具合なども異なります。個人的な好みなどもあるでしょう。
是非色々試してみてください。
他にもっと知りたいことがあれば、問合せフォームから何でも聞いてくださいね!
胸オペさえできちゃえばほんっとに楽です。
それまでナベシャツで頑張ってしのぎましょう。
コメント