FTMとしてはパス度を出来るだけあげたいもの。
しかしそこにはばかるのは「体格」「体型」の問題です。
「体格でバレてしまわないか不安」
「少しでも体型をごまかす方法を知りたい」
そんな方のために、男女の体格の違いとその対処法についてご説明します。
FTMが悩む男女の体格の違い
そもそも身体的な男女の違いを知っておくことで、女性的に見えやすくなる原因を理解しておきましょう。
生物学的な身体的な違いです。
知るとしんどくなることもありますが、受け入れるしかない...‼
骨盤
男女の身体の違いが一番大きく出るのが「骨盤」です。
女性の身体は妊娠・出産のために骨盤が丸みを帯びて広く作られています。
男性は上から見るとハート型に、女性は楕円型。
だから女性の方がお尻が大きく見えるのです。
尻でバレる、スーツを買う時に合わないなどFTMの多くが悩むポイントですね。
肩
肩幅も男女の違いが出る大きなポイントの1つです。
一般的に男性の方が女性よりも鎖骨が長く、逆ハの字。女性は鎖骨が男性より短くそしてやや外側が下がっています。
そのため男性の方が女性よりも肩幅が広く、いかり肩気味になることが一般的です。
肋骨
あまり知られていませんが肋骨、あばら骨にも男女の違いがあります。
肋骨の前側下の方、肋骨弓が男性は外側に広がっており、女性は狭まっています。
女性のくびれが強調されやすいのは、骨盤が広いことの他に、この肋骨の下の方が狭まっていることも関係しているのです。
肉のつき方
肉の付き方にも違いがあります。
男性は内臓の周りにつく内臓脂肪、女性は筋肉の外側につく皮下脂肪がつきやすいです。
内臓脂肪は内臓のまわりについているので外からつまんだりすることができないのに対して、皮下脂肪は外からその脂肪を触ることができます。
そのため一般的には、女性の方が丸みを帯びた身体つきになりやすいのです。
FTMの体型のカバー方法
骨盤、肩、肋骨、脂肪の付き方に男女の身体で差があることが分かりました。
脂肪の付き方以外は、骨格の問題。
ホル注を始めてもなかなか変わるものではありません。
そのため受け入れたうえで、他の方法でカバーをしていきましょう。
服装でカバー
まずは服装です。
基本的には身体のラインがしっかりと見えてしまうようなぴっちりした服は避けておきましょう。
スキニーパンツとかはがっつりと下半身のラインが見えるので、よっぽど尻が小さいとかどうしてもスキニーをはきたい場合を除いてはやめた方がいいです。
女性的なラインが強調されない少し緩めのパンツ、シャツなどを選ぶようにしましょう。
上半身に関しても胸や乳首が目立たないようにビッグシルエットのものを選ぶといいです。
ダボっとしすぎても、身長が小さく幼く見えてしまう可能性もあるので気を付けましょう。
筋トレ
筋トレで骨格の違いをカバーする手もあります。
女性の身体の骨格は次のような特徴がありました。
- 骨盤が広くお尻が大きく見える
- 肩幅が狭い
- 肋骨の下部が狭く、くびれて見えやすい
以上の点を逆にする筋トレをすればいいのです。
具体的には……
- お尻を引き締めるための下半身トレ
- 肩幅を広く見せるために肩トレ
- 腹斜筋を鍛えてお腹の幅を出す
以上のような筋トレをすると女性らしい身体のラインをカバーすることができます。
またふくらはぎについても男女で違いがあると言われています。
また女性は皮下脂肪がつきやすく、まるっとした印象になりやすいです。
そのため出来るだけ脂肪がつかないように、筋トレだけでなく食事管理や有酸素運動なども取り入れるとより効果的です。
骨盤矯正
奥の手です。
現界はあるものの、整骨院などで骨盤矯正を行うことにより多少は骨盤を狭くすることができます。
また骨盤が後ろに倒れてしまっていると、お尻が大きく見えるので少しでも小さく見せるために骨盤を立てるような矯正も行うといいでしょう。
整骨院に行くのに抵抗がある場合には骨盤矯正ベルトを使用するのも1つの手です。
まとめ
FTMが悩む、女性と男性の体格の違いとその対処法についてお伝えしました。
ホル注や性別適合手術では解消できない問題も多くあります。
絶望的になることもありますが、受け入れたうえでカバーしていく思考にチェンジした方が気が楽です。
他にもいい体型カバー方法を知っている方がいたら、ぜひコメントや問合せフォームからお寄せ下さい。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
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