【FTM】1日でもらえる？性同一性障害の診断書をもらえるまでのカウンセリング回数｜病院別データあり

治療を早く進めるためには、早く診断書がほしいですよね。
だいたいどのくらいのカウンセリングで診断書をもらえるのでしょうか？

FTM約70人の方から集めたアンケートを元に「どのくらいのカウンセリング回数で診断書をゲットできるのか」をはじめとして、病院ごとの自分詩の書き方などについてご紹介します。

診断書GETまでに何回かかった？

それでは早速本題にまいりましょう。
皆さんカウンセリングに通い始めてから何回ぐらいで診断書をGETできたのでしょうか？
結果はコチラ↓↓

なんと1回で取得した人が意外と多い……。
個人的には驚きの結果です。

それでは診断書を1回で取得できた人は、どこの病院に行ったのでしょうか？

1回で性同一性障害の診断をもらえた病院

それでは「1回で診断書を取得できた」という方が通った病院をご紹介します。
※カウンセリングには個別の事情がつきものなので下記の病院にいけば必ず1回で診断書を取得できるという保証は全くありません。あくまでも経験談としてとらえてください。

早稲田通り心のクリニック

「1回で診断書を取得した」という21人の中で16人の方が「早稲田通り心のクリニック」に行ったとのことでした。
首都圏にお住まいで、早く診断書をゲットしたい場合にはオススメと言えそうですね。

宮川クリニック/ はりまメンタルクリニック/自由が丘MCクリニック

その他の回答は、愛知県愛知県丹羽郡扶桑町にある「宮川クリニック」、東京都千代田区にある「はりまメンタルクリニック」、東京都目黒区にある「自由が丘MCクリニック」が1人ずつでした。

宮川クリニックは、一回で診断書がもらえ、オンライン治療も受け付け、またホルモン治療を自己注射で行えるなどなかなか病院に行けない人にとってはありがたいこと尽くしの病院です。

はりまメンタルクリニックについては、10回以上通ったと回答する方も多く、実際に通っている私の友人は5回以上は行ったと言っていたので個人差がありそうです。
公式HPには遠方の方などには、通院回数について柔軟に対応してくれると書いてあるので、遠方からの通院の場合には1回で取得できることもあるのかもしれません。

自由が丘MCクリニックについては、同病院に通っているという他の回答者の方も「3回以下」と回答していることから、比較的少ない回数で診断書を取得できる病院と言えそうです。

セカンドオピニオンでは何回で診断書をもらえる？

身体的治療に移るためには2名以上の医師からの診断書が必要です。
セカンドオピニオンでは、最初の診断よりも早く診断書が出る傾向にありますが、実際皆さんどうだったのでしょうか？
それでは結果を見てみましょう。

やはりセカンドオピニオンの場合には、比較的早く診断書を出してもらえた方が多いようですね。
セカンドオピニオンで1回で診断書を取得できたという病院も紹介します。

岡山大学病院

岡山大学病院でセカンドオピニオンを受けたという方は皆さん「自分史は書いていない」「前の病院から引き継がれていた」と回答していました。
岡山大学病院はカウンセリングからホルモン治療、性別適合手術まで性同一性障害に関して一貫したサポートをしてくれる病院です。

またファーストオピニオンを岡山大学病院で受け、セカンドオピニオンを別の病院で、という方も岡山大学病院からセカンドの病院へすべて引き継がれていて、自分史を書かずに1回で診断書を取得できたと回答しています。

ここまで診断書ゲットまでの情報を皆さんの回答から紹介しました。
それ以外にも性同一性障害のカウンセリングについてのアンケート結果をご紹介します。

自分史を書かなくてもいい病院は？

基本的に性同一性障害のカウンセリングは、最初に自分史を書くように指示があり、それにそってカウンセリングを進めていきます。

しかし今回のアンケートで回答していただいたうちの、約16％の方が「自分史は書かなかった」「質問に答えただけ」という回答でした。
その方々が通ったという病院をご紹介します。
※あくまでもアンケート結果です。「この病院に行けば自分史は書かなくていい」という保証はありませんのでご了承ください。

自分史をかかなくていいセカンドオピニオンの病院は？

自分史はセカンドオピニオンでも提出することが多いです。
その時に改めて自分史を書かなければならないのは、なかなか大変です。

だから「ファーストオピニオンで出したのをそのまま出していいよ」という病院はありがたいですね。
そう指示されたという病院を紹介します。

カウンセリングを受け始めた年齢は?

皆さんは何歳ぐらいの時から治療を受け始めたのでしょうか？
カウンセリングを受け始めた年齢を聞いてみました。

Twitterで回答を募集したことも大いに関係していますが、18～20代前半にカウンセリングを受け始めたと回答した方が多いですね。

親へのカミングアウトは必要？

20歳未満の場合、身体的治療を行うためには親権者、親の同意が必要です。
そのため病院で親へのカミングアウトを促されることもありますが、実際みなさんはどうだったのでしょうか？

アンケートの結果18～20歳でカウンセリングを受け始めたという32人のうち「親へのカミングアウトを促された」と回答したのは9人でした。
「すぐに身体的治療に入りたい」ということではなく、20歳になったら始めたい、そのためにカウンセリングに通い始めたという場合には、カミングアウトを促されることはなさそうです。

逆に20歳以上でも10人の方が「親へのカミングアウトを促された」と回答しています。
これは親と同居をしているなどの事情や、今後の関係性を鑑みてアドバイスをされたということが考えられます。

カウンセリングにかかる費用は？

カウンセリングにかかった費用についても聞いてみました。
が「覚えていない」方が多かったです。笑

覚えていた方々の回答をご紹介します。

アンケート結果の概要は以上です。
今後性同一性障害の治療をする予定の方は参考にしてみてください。
もし「この病院に行った人の話を聞きたい」などの個別の要望があれば遠慮なく問合せフォームまたはTwitterのDMなどでご連絡ください。
もしいらっしゃれあば、お繋ぎします。

【カウンセリング済みの当事者の方へ】
回答いただきました皆様ありがとうございました。
いただいたアンケートの結果は、今後の病院検索用コンテンツなどサイト内で使用させていただきます。

また引き続きの回答も募集しております。（回答はコチラから）
皆様の回答でこのサイトが作られ、今まさに悩んでいる方の力になります。

今回お答えいただいた方々、ありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたしますm(__)m